KDL-40NX720 レビュー

諸々の事情ありましてKDL-40V1から買い替えました。
KDL-40NX720

レビューというほど大した内容でないのですが…

KDL-40NX720の箱
こんな箱に入って届きました。奥行き11cmなのでパタンといきそうで怖いです。

アナログアダプタ
アナログ機器はこんなアダプタを経由して繋げます。

●モヤモヤ感漂う40インチラインナップ
ソニーの40インチテレビの現行ラインナップはなんか釈然としません。NX720は外観はモノリシックデザインだけど中身はエントリーモデル相当だし、上位機種のHX720は中身はいいけど外観がエントリーモデルと同じだし…
単純にHX820に40インチモデルがあればなぁと思われている方も結構いるのかなと思います。

個人的には
・前機種のV1で残像感は気にならなかった。
・PCディスプレイと違って並べて使う訳ではないので、常に差が気になることがない。
・テレビは大きいので、なるべくスマートなデザインの物が欲しい。
ということで、あまり迷わずNX720にしました。

●モノリシックデザイン
NX720はベゼルと液晶の境目がほとんど分からなく、電源OFF時は黒一面になるので実にスッキリしててさすがモノリシックデザインと思う訳ですが、映像を観る際でも例えば上下や左右に黒帯が出るソースの場合、映像部分以外は真っ黒なのでV1と比べて観やすいと思いました。

●画質
V1と比べてコントラストが上がった印象を受けました。あと画像が白っぽいというレビューを目にしましたが、確かにそう言われると白っぽいのような気もするので、ガンマ補正を-1にしてみました。でも知らないうちにデフォルトに戻っていても気がつかないと思います。

●グッと下がった消費電力
ワットチェッカーで測るとV1では通常の使用で120W弱位でしたが、NX720は60Wちょいなので約半分になってます。明るさセンサーをONにすると状況によっては40W弱になることも。

●YouTubeが観られるのは便利
テレビでYouTubeが観られるのはやっぱり便利ですね。ただ検索キーワードを入れるのがちょっと億劫です。なのでPCでYouTubeに行ったとき後でゆっくり観たいのがあったらお気に入りに入れとくのがよいかもしれません。iPhoneやAndroidスマートフォンで入力も出来ますけど。
あとV1にもDLNAクライアント機能はあったのですが、対応しているファイル形式がMPEG2くらい?しかなく結局PS3で観ていました。しかしNX720ではMP4やWMVがそのまま観られるので、その用途でPS3を起動する事が無くなりました。うちではLinuxにMediaTombを入れてDLNAサーバにしているのですが、サーバが電源OFFの場合でもNX720でMediaTombを選ぶと、WOLパケットが送られて自動起動してくれました。ちょっとビックリ。

●赤外線リモコンの反応が良い
本機には無線リモコンが付いてきますが赤外線リモコンも使えます。うちではソニーのRM-PLZ430Dという学習リモコンを使っていますが、まぁ反応の良い事。2回反射くらいでも操作出来てしまいます。まぁ部屋が狭いのもあるのですが…

他にもHDD録画が(一応)出来たり、アプリキャストでニコニコ実況が見られたり、3D対応だったりと、これでモノリシックデザインで8万を切る価格だったので、個人的にはとても良いテレビだと思います。

さて先日ソニーとサムスンの液晶パネル合弁解消という話がありました。ソニーのテレビ事業は8年連続赤字だそうですが今後どうなるんでしょう。
スティーブ・ジョブズが音楽プレーヤー、電話に次いでテレビも再発明しようとしていたようで、Appleが音声認識システムSiriを搭載したテレビを開発中だとかなんとか…
音声認識というと、正しく認識させるために正しい発音でゆっくり話したり誤認識されてしまったりで、なんかマヌケで小っ恥ずかしいイメージがありますが、ここら辺も進化して普通に人に話すような感じで応対してくれるようになるんでしょうか…
テレビは他にも伸びしろがありそうな気がするのでソニーにも頑張ってもらいたいです。

【関連リンク】
Apple、「Siri」を搭載したテレビを2012年後半に発表し、2013年までに発売か?! - 気になる、記になる…
テレビ事業の収益改善プランについて - ソニー株式会社







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