PT231 レビュー

Kootec ALARM CLOCK RADIO for iPod iPhone PT231

普段はヘッドホンで楽しむiPod/iPhoneですが、部屋ではヘッドホンでなくスピーカーで聴きたいもの。そんな時に便利な時計・アラーム機能とFMラジオ機能が搭載されたコンパクトサイズのスピーカーセットKootec ALARM CLOCK RADIO PT231をレビューします。
PT231 FrontView

● どこにでも置けるコンパクトサイズ
112(幅)×112(奥行き)×64(高)mmで設置面積はCDケースより小さいです。
また、どこに置いてもすっきり収まるシンプルなデザインです。

PT231 FootPrint
写ってないけど、おしりもはみ出てませんよ。

PT231 Tiltview
斜め横から。両サイドにスピーカーがあります。

● 見やすい時計表示と2系統のアラーム
文字が光るタイプの時計は昼間でもとても見やすいです。夜間は眩しく感じる方もいるかもしれませんが明るさを調整できます。電源ONの時は時計表示の明るさを6段階に設定できます。電源をOFFにしても明るさはそのままです。その時にSNOOZEボタン(リモコンは明るさ調整ボタン)を一回押すと時計表示が消えます。再度押すと5秒間だけ時計表示が点きます。(夜間の時間確認用)ただ、電源OFF時に一度SNOOZEボタン(リモコンは明るさ調整ボタン)を押すと時計表示の明るさが最大に設定されてしまいます。また再度時計を表示させたままにしたい時は一度電源をONにする必要があります。

アラームは設定時刻にiPod、FM、ブザー音を鳴らすことができます。また2つの時刻を設定できますが、アラーム1は毎日同じ時刻に、アラーム2は一回のみの動作となるので、例えば毎日7:00と7:30に鳴らしたい場合はアラーム2を毎日セットしてやる必要があります。スヌーズ機能があるのでその必要はないかもしれませんが。ちなみにスヌーズ機能はアラーム作動時にスヌーズボタンを押すと一旦アラームが止まり10分後アラームが鳴り、これが1時間繰り返す仕様です。あと15、30、45、60分を指定できるスリープタイマー機能もあります。なおアラーム設定では音量を設定できますので、スリープの時は小さな音量にしていてもアラームの時は大きな音でお目覚めというのが可能です。

● iPod/iPhoneとの相性
第4世代以降のDock付iPod(mini、nano含む)、iPhone対応です。iPhoneではドックに載せたときに「このアクセサリはiPhoneでは動作しません…」というアラートが出ますが、放っておけば消えますし、別に機内モードをONにしなくても問題なく使えます。また各種ドックアダプタが付いていますが、Apple純正のドックアダプタを使用することもできます。iPod/iPhoneの操作は再生/一時停止、次のトラック再生(早送り)、前のトラック再生(早戻し)となります。あと言う間でもありませんが充電もできます。AmazonのレビューにiPodが外れやすいとありましたが、iPhone 3Gではそんなことはなく載せたまま操作しても問題ありません。iPhone 3Gはそれなりに重いのでiPodだとまた違うのかもしれませんが。

このアクセサリはiPhoneでは動作しません…
こんなアラートが出ても放っておけば消えます。問題なく使えます。

● 操作性に関して…
ほとんどの操作が付属のリモコンで出来て便利です。ただシートキーなのでちょっと押しにくいかもしれません。うちでは学習リモコンに覚えさせてそっちを使ってます。少ないキーで操作出来るような操作体系なので、時計のセットやFM放送局のプリセットなど普段あまりしない操作は忘れてしまいそうです。説明書は置いておいた方がいいでしょう。Amazonのレビューにもありましたが、本体のキーが押し込まれたままになることがあり、うちでは一度交換してもらっています。交換後は今のところ問題ないです。

PT231 Remote Controller
なんでも出来るリモコンです。

PT231 Topview
上面パネルはこんな感じです。

● 音に関して…
音質は小さなボディの割には頑張ってると思います。小さなスピーカーですがそれなりに聴けてしまいます。ただMacに繋がっているONKYOのPCスピーカーGX-R3Xと比べると音の抜けが悪くで低音が弱い感じはあります。まぁこのサイズなので仕方ないんですけど。あとバスブースト機能があってリモコンで6段階に設定できます。またAUX端子があるので、iPod Shuffleや他社製音楽プレーヤーなどを接続して鳴らすことができます。白い3.5mmステレオミニプラグケーブル(長さ約95cm)が付属しています。なおアンプ出力は2W+2Wで、結構な音量が出ます。

音に関して一つ問題があって音量調整が16段階しかなくて大雑把なんです。4じゃ小さいけど5じゃ大きいみたいな感じでこれは個人的にかなり不満です。iPod/iPhoneの音量調整は無効なのでどうしようもありません。特に自分の近くに置いて使う場合は気になりやすいかもしれません。

PT231 Backview
後部です。アンテナは直づけ、AUX端子は3.5Φステレオミニジャックです。

● FMラジオが聴けます…
本機はFMラジオが受信できます。ラジオといえば感度はどうなの?と思われるかもしれませんが、うちではアンテナ線の先にF型コネクタを付けて部屋に来ているアンテナ線に繋いでいてCATV局で再送信された電波を受信しているので受信できて当たり前な環境でして、感度が良いのか悪いのかイマイチ分かりません。そこでF型コネクタを外して試してみたところ結構良好に受信できました。わざわざ部屋のアンテナ線に繋がなくてもよかったのかも。なおアンテナ線は直付けで長さは約100cmです。放送局のプリセット数は30です。

PT231 LCD
FM受信時はこんな感じで周波数が表示されます。

● 独特の時計合わせ…
PT231の時計合わせはちょっと独特です。時報に合わせようとするとちょっと面倒で…

1. 電源コードを外し、バックアップ電池を外す。
2. 00秒の時報に合わせて電源コードを繋げ、バックアップ電池を入る。
3. 時計を合せる。

とこんな感じです。

まぁこれだけなら面倒ではないのですが、1.の段階でFM放送局のプリセットが消えてしまいます。この後オートスキャンで自動設定すればいいのですが、うちの環境ではオートスキャンだと放送局でない周波数もセットされてしまい結局手動で設定しないといけないのでかなり面倒です。それに、ここまで手間を掛けても時計の精度が悪いようで2週間で約10秒進みます。せっかく見やすい時計表示なのでもうちょっと精度が良いか、電波時計だったら良かったのですが。まぁそこまで言わなくても、せめて電源を外さず時計を合わせた段階で00秒となるようになっていればと。時計なんか大体合ってりゃいいじゃんと言われればそれまでなんですが。

● その他
電源はACアダプタ方式で100〜240Vに対応しています。なおACアダプタのコードの長さは約140cmです。
あとサポートがしっかりしてます。購入時iPhone用のドックアダプタが入ってなかった時と、前途の本体のキーが押し込まれたままになることがあり本体交換してもらった時にサポートに問い合わせをしましたが、とても丁寧な対応をしていただきました。

PT231 Box
ちなみに、こんな箱に入っています。

● まとめ
とにかく本機の売りは時計表示の見やすさとコンパクトさだと思います。机や棚の上、またベッドサイドにちょっこと置いて気軽に楽しみたい方にはもってこいではないでしょうか。やっぱり音はいいほうがいいなという方は一度店頭で音を聴いてみてからにしたほうが良いでしょう。






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